Jul 16, 2014

続 アルファ147GTA用全長調整式33x33段サスペンション サブタンク付!

image
緩めて洗って磨いたまるそうデス。快適性の確保とレースディスタンスを走りきれるのがウリです。

 というわけで、昨日アルファ147GTAセレ号から取り外した車高調をクリーニングしました。

 まずはロアブラケット固定ロックシートを緩めて、ロアブラケットとシリンダーが固着していないかチェック。今度はスプリングロックシートを緩めて車高調整部には問題がない事を確認。

 今度は目視でオイル漏れやガス漏れがないかチェック。うむ、全く問題なし♪。リアはアッパーマウントが純正を使うタイプなので、スプリングまでバラして洗浄。ウェスできゅっきゅと磨いて完成です♪。

 この車高調の一番の特徴は、やっぱりサブタンク付って事でしょうか。

image

 まず一番のメリットは単純にオイル/ガスの容量が増えることです、サブタンク分だけ。これがサスのタレ防止に大きく働きます。よくサーキットで連続周回すると、タイヤがタレる、というお話を聴きますが、サスペンションもタレる事に気をつけて見える方は少ないです。というか、サスのタレをタイヤのタレと混同して勘違いしちゃってみえてる感じでしょうか。

 タイヤの空気内圧と同様に、サスのストローク運動によりダンピングオイルが過熱し、本来予定された粘度から外れていってしまいます。コレがサスペンションのタレの原因のひとつ。

 タイムアタックなら1発で決めればサスのタレはあまり問題はありません。しかし、連続周回をするレース形式ではサスのタレは順位に大きく影響を与えてしまいます。規定周回の最後まで耐え切れる容量が求められるのです。

 サブタンクがあればオイルの容量自体が増えますので、その分、熱容量がUP!。温度変化がなだらかになり、サスのタレも起きづらくなります。もちろん、オイルが劣化する原因の最たるものは温度ですので、ライフにも好影響!。

 加えて、このサブタンクはガス圧の調整バルブ(33段!)が付いてます。これが乗り心地を大きくコントロール可能です。

image

 このショックに組合されるバネレートはフロントが20k、リアが8kとなかなかにハイレートです。実際、レースモードのセッティングではかなりガツンガツンきます。この乗り心地はオイルダンピングでも調整可能なのですが、ガス圧調整はさらに効きます!。

 というのも、ガス圧は特にピストンストロークスピードが高い動きに対して影響を及ぼすからです。すなわち、路面の凹凸や段差の乗り越えなど、乗り心地に大きく影響する部分がココ!。コレがすっごくでっかい!。サーキット用でガス圧MAXにした状態で町乗りして速攻で駐車場に入りダイアルをクルクルした事もシバシバ(笑)。めんどくさがりなワタクシもガス圧調整は欠かしませんでした(笑)

 また、ガス圧はステアリング切り始めの応答性にも大きく影響を与えます。町乗りは鷹揚に、サーキットではシャッキリハンドリングを両立できるのが、ガス圧調整可能ダンパーのメリットです。

 町乗りも十分可能で、かつ、サーキットでも後続に圧倒的マージンを築いて周回レースを走り切れる足、結構いい出来だと自画自賛してみました(笑)。

 アルファ147GTAにアジャストして開発しましたが、アルファ156GTAでもそのままお使い頂けるかと思います。また、Sタイヤまで考えられているなら、アルファ156 2.5L V6や、レートを落とせばラジアル行けますし、アルファ147 2L TSや156 2L TS/JTSでもイケるかと。

 ちなみに、新品のお値段270000円(税別)。ご希望の方が見えたらお作りしますのでご一報くださ〜い。

Posted at 12:26 in AR147 | Comment () | Edit
Edit this entry...

wikieditish message: Ready to edit this entry.
















A quick preview will be rendered here when you click "Preview" button.