Dec 23, 2025
進化したハンマーナイフモア マルチアクスル

刃の数が多く慣性力も高いのた特徴だと思うまるそうデス。粉砕力が高い!。
というわけで、 ラジコン草刈り機君について語ろう、第2回です。前回はフロントタイヤと屈曲式ボディーが最大の特徴と言いました。第二回は初代ラジコン草刈り機君から引き続きでこだわりの「ハンマーナイフモア形式」です。

草刈り機と言って、多くの方が思い付きつくの刈り払い機かと思います。刃が地面に対して平行についていて、横回転して草を切るというもの。これをロータリーナイフ形式といいます。ラジコン草刈り機にもロータリナイフ形式のものがあって、胴体の下でブレードを地面に水平に回転させて草を切ります。
ロータリーナイフ形式は機構も簡単で比較的お値打ちなマシンでよく採用されています。ただ、切るだけなので、草のボリュームはそれほど減らず、刈った草を回収する必要があります。また、草を一度胴体下に押し込む必要があり、固い草や、背の高い草は対応できません。

それに対して、ハンマーナイフモア形式というのがあります。ハンマーナイフモア地面に対して縦回転するドラムがあり、そのシャフトに取り付けられた多数のブレードを叩きつける事で、草を粉砕します。
ハンマーナイフモア形式は、構造が複雑になり、また、ブレードも多数必要になるため、価格がどうしても高額になりがちです。しかし、強力な粉砕力を持ちます。そのため、草が粉々になり、後で回収する必要がほとんどありません。
そのため、ウチで扱う草刈り機は、ハンマーナイフモア形式にこだわっています。もちろん、新型もハンマーナイフモア形式です。しかも、ただのハンマーナイフモアじゃなくて、マルチアクスルタイプです。

通常はセンターに1本軸があり、その軸にブレードが取り付けられています。が、新型は、センターシャフトの外側にさらに4本のシャフトがあり、各シャフトそれぞれにブレードが取り付けられています。こうする事により、ドラムの外周部に重量を配置する事ができます。モーメント力は半径が広がる事により、より大きくなるため、より大きな粉砕力を発揮できるようになります。また、ドラムカバー側にも固定ブレードを配置。より確実に粉砕できるようになっています。
進化したハンマーナイフモア形式を採用する新型ラジコン草刈り機。こだわりはさらに・・・。 つづく
新マシン到着! リモコン草刈り機 フロントタイヤと上下屈曲ボディー

あれこれソレと追われてブログ更新が滞っていたまるそうデス。色々重なりすぎた(汗)。
というわけで、ブログをお休みしている間に、新型のラジコン草刈り機君が届きましたのでご報告差し上げます。今度は車体屈曲式!。
ラジコン草刈り機君といえば、9月ごろにType-1を導入しておりました。Type-1でのテストなどの結果を受けて、今回新型を導入する事になりました。新型機の最大の特徴は、フロントタイヤ付き、というものです。

というのも、旧型草刈り機の最大の悩みは刈刃が地面を叩く事でした。これはフロントオーバーハングに刈刃を持つタイプの草刈り機に共通の悩みだと思います。

クローラーより前に刈刃があるので、登り傾斜へのアプローチ時にはどうしても刈刃が地面を叩きます。

下りなら大丈夫かというとそうでもなく、重心が前にあるため、クローラーの半ばが傾斜に入った段階で、一機に車体が倒れ込み、そのまま刈刃が地面を叩きます。

そういった事態を回避するために、刈刃の高さコントール昨日が図中の紫色の点についています。これで、十分に上げておけば回避は可能なのです。
が、耕作放棄地は地面もフラットではありません。段差の度に刈は高さを調整するのは大変手間です。それどころか、草ボーボーの状態では地面の傾斜具合を事前に察知できる事の方が稀です。地面をぶっ叩いてから慌てて引き戻し、刈刃の高さを調整して、再アプローチしなければいけない事もしばしばでした。

さらに、傾斜どころか小石を乗り越える際にも同様の事が起きます。これを完全に察知するのは不可能ですし、その度に停めて刈刃高さ調整するのはロスが大きすぎました。

そこで今回の導入の新型機は、刈刃より前側にフロントタイヤを装備しています。これで、上記の問題はおおむね回避できます。

また、刈刃の持ち上げ方法も異なります。図中の紫色の丸は可動部で二つありますが、前側を操作し、後ろ側はパッシブに動作します。前側の可動部を車体側に近づける事により、後ろ可動軸を中心に車体全体が傾き、刈刃が持ち上がります。後ろの可動軸により刈刃が持ち上がっても、クローラー部は地面に水平に接地したままです。
このフロントタイヤと上下屈曲ボディーのおかげで、登りも下りも地面とのクリアランスを一定に保つことができます。

もちろん小石の乗り越えも大丈夫です。上下屈曲ボディーがいなしてくれます。

こうして、フロントタイヤと屈曲ボディーを持つことで、傾斜や乗り越えの際にも刈刃調整そのものが不要になりました♪。また、フロントタイヤとクローラーまでのホイールベースが長くなることで、クローラーが地面を確実にとらえる事ができ、悪路走破性や傾斜を登る能力も向上しております。
新型機を選定するにあたって最大のポイントが、このフロントタイヤと屈曲ボディーでした。これが他のリモコン草刈り機にはない最大のアピールポイントかと思っています。
つづく。
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